ホラー邦画の最近の傾向

ホラー映画の『貞子3D2』とは

「貞子3D2」は、前作の「貞子3D」の5年後を描いた作品で、2013年に公開されました。これも前作に続き若い人を中心にしてヒットを記録しました。

主演は瀧本美織で、これが彼女の映画初主演作品となりました。彼女やそのファンにとってもこれは記念すべき作品です。清純なルックスでクセのない演技をする彼女にはファンも多く、映画の中とはいえ様々な危機にハラハラした人も多かったはずです。

「貞子3D2」は、大ヒットしたホラー映画「リング」の流れを汲む作品です。「リング」は外国でも公開されヒットしました。ハリウッドでもナオミ・ワッツ主演でリメイクもされ、邦画の代表的なホラー映画として認識されています。

「リング」の怖さはなんといってもテレビ画面から抜け出てくる貞子の姿です。髪を垂らしているせいで顔が見えないのでさらに恐怖感をあおります。平面的な画面でも恐怖なのに、それが映画館の大スクリーンで、さらに3Dになるのですからおそろしさは倍増します。3Dは、まるで貞子が観客に迫っているかのように錯覚させるのです。

前作のヒットを受けてつくられたこの作品も、ホラーファンには熱狂的に迎えられました。「リング」は、原作の小説のファンも多くその世界観を壊さなかったことも映画が成功した理由の一つです。「貞子3D2」は、はやりの3Dの技法をとり入れて新しい恐怖をつくることに成功した映画です。主人公の脇を固める俳優陣も演技派を揃え、見ごたえのある映画となっています。